全米が湧いた99年ぶりのアメリカ横断皆既日食

先日アメリカ大陸を横断する99年ぶりの日食がありました。皆既日食自体は数年おきにアメリカでも見ることができるのですが、アメリカ大陸を横断する日食は1918年ぶり。日本でも結構話題になったようです。
世界各地、アメリカ各地から皆既日食を見物するツアーが組まれ、たくさんの人がアメリカの皆既帯を訪れた模様。ここシアトルエリアで一番近い皆既日食観測地点はお隣オレゴン州ポートランドにほど近い場所(ざっくり)。なお私が住むシアトルエリアは90%以上(最大93%かそこら)の部分日食。

最大日食93%を観測。映像もいくつかとったけど、全然暗くなった感じなしw 今のカメラは自動で補正がかかるんやで・・・。実際はちょっとオレンジがかった空間にいる感じ。

こういった天体ショーって人生において壮大な宇宙を感じられる数少ない機会ですよね。


86年のハレー彗星(12歳)を筆頭に、97年ヘールホップ彗星(20歳)も印象的、当時はすでに上京しており、東京で肉眼で見たような気がする。なんかすごく簡単に見ることができた彗星だったと記憶している。そして2012年の金環日食(37歳)は記憶に新しい。当時お世話になっていた美容師さんが奄美大島かどこかに何ヶ月も前から準備して観測に行ったけど、嵐で見れなかったみたいな。この金環日食は当時の私のInstagramにも残っています。記憶がごちゃごちゃしてるんだけど、自宅で金環日食を見た気がするんだけど、職場の同僚とも銀座のオフィスの近くの小さな公園で日食を見た記憶があるんだよね。。2009年の皆既日食かな・・・。いまいち記憶がぼんやり。

私の一番の思い出はなんといっても86年、ハレー彗星の接近。世界中で大フィーバーが起き、社会現象になりました。
当時最大の観測地点はオーストラリアなどの南半球でしたので日本ではもちろん見ることはできませんでしたが、私は双眼鏡(双眼鏡て!!)を片手に近所の公園の山で当時のクラスメートだか近所のお友達だかで連れ立って真夜中(か朝方か)観測しに行ったのを覚えています。次の出現は2061年と聞いて、小学生ながら壮大なる宇宙の規模を初めて感じた思い出があります。
皆既日食だ、金環日食だなんだと話題に上がるたびに私はこのハレー彗星を思い出すのです。この興奮を超える天体ショーには未だかつて出会ったことがありません。それほど、ハレー彗星の接近は私に大きな衝撃を与えました。(見てないのに!)

今回の皆既日食を直前で知った義父がとても残念がって、もっと早くからわかっていたらアメリカで見たかったと言っていたそうで、だったら次にアメリカで皆既日食がある時にはみんなで皆既日食を見に行くのも良い機会だと思いました。(7年後、テキサス、夫、息子(7歳)、義父で男だけの旅行もオツですね。)


今回の皆既日食の通り道

近所の大手チェーンスーパーでは一週間ほど前から日食メガネが売り切れになり、当日は店員も日食を見ることができるよう、日食の時間はスーパーを閉店しますという張り紙がしてあったそうですよ。(ダンナ談)