知らない人の知らない世界

先日「マツコの知らない世界」に、絵本のコレクターが出てたんだけど、絵本って子育てしてないと本当に接する機会がないんだよね。

私も幼少時代結構たくさんの絵本に囲まれて育った方だと思うんだけど、やっぱり何十年も愛されている絵本は色褪せない。

子供が生まれて、絵本が必要になってから、図書館で借りた本の中には本当に懐かしいものもありました。絵本じゃないけど「チョコレート戦争」や「いやいやえん」は今あらためて読んでも気持ちがワクワクテカテカしました。アメリカの図書館にも結構日本語の絵本や本があるんだけど、やっぱりロングセラーなもの多いです。



最近日本の幼馴染から息子くん宛に絵本が送られてきて、どれもいい絵本でとても楽しく読んでいます。母が息子くんの誕生日に合わせて、福音館書店の「こどものとも」を定期購読してくれていて、日本から毎月違う絵本が届くのも、私と息子くんの楽しみになっています。2歳半すぎくらいから息子くん自身も、どうも毎月「自分宛」に日本から絵本が届くと理解してきたようで、絵本自体も当然そうですが、「届く事」を楽しみにするようになってきました。



近頃大変お世話になっているロジャーの話。これも息子くんが言葉を理解してきて、効き目がかなり高まった感じがありますが、「おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本」これ私子供を持つ前にワイドショーか何かで知ってはいたんだけど、すごく売れている絵本。要するに子供が百発百中で読むと寝るっていう本です。これはもはやジャンルとしては絵本じゃなく催眠術ですけどね。

内容は"うさぎのロジャーときみ(うちの場合は息子くん)はいつものように眠れない。ロジャーのお母さんの提案で、誰でも必ず寝せることができる魔法使いのあくびおじさん(あやしい)のところへ行き、ロジャーと家に戻ってきて眠りにつく"までの物語。

しかしよく考えられてる内容です。
本の中でとてもよく使われているのは「今すぐ眠くなる」とか「(物語を最後まで聞かないで)いつ寝てもいいんだよ」とか「坂道をおりていく〜、おりていく〜」「ブランコがゆーらゆら、ゆーらゆらー」などの催眠言葉(?)が満載。最近CDブックをゲットしたので、寝る前にいくつか本を読んだら、「ロジャー聴こう」と言って音声を流すとうちの息子は大体10〜20分くらいで寝ます。

CDブックは本当に助かります。この本はっきり言って読んでる方には苦痛です。あと長い。もうこれ読むくらいなら寝なくていいわってくらい夜「おやすみ、ロジャー」を手に取ると憂鬱になってました。CD音声の方は、泣く子も眠る水樹奈々さん、中村悠一さんと、押しも押されぬ人気声優さんがつとめておりテンション上がるぜ。私も眠れない時は音声聴きます。
そして絵が・・変っていうか怖いっていうか下手っていうか、イライラします。もう少し絵に関してはどうにかならなかったのかしらと思いますが、寝かせる絵本なので、絵を見る必要がないため別にいいんだけどね。・・・この絵なら絵いらんかった。見ても楽しくないよっていう効果なんかな・・・。